会社を一時閉める。

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トライクとベンツの交換の日が来た。

ますます副作用が出始め歩くことも出来ない。従業員に自宅まで迎えに来てもらいながら仕事をする。全員集めてミーティングをして、これからの会社運営について話をして、どうするか皆で決めてほしいという。一人は青森の子で、今年正月開けてすぐに父親が私と同じように緊急入院・緊急手術をしたが助からなく、長男だからこれを機会に青森に帰ります。あとの二人は会社辞めてもいくところが無いし、少し考えさせてくださいとのことで次回に持ち越すことにした。そのときにトライクとベンツの交換をする話をして次の朝、迎えに来なくていいからといい朝トライクとベンツの交換をして、トライクで出社する。思った以上に快適でトライク用に、杖も買い3つに折れて取っ手を持つと1本の杖になる便利な杖で、座席下の収納ベースに折りたたんで入れて置けば近くのお客さんのところ、取引業者のところに行き仕事が出来る。従業員も車を見てビックリするが、すぐに、これなら本当に足替わりですねと、早速今まで顔を出せなかったところに挨拶に行く。取引先の社長も驚いていたが、病気で体が自由にならないのだから、でもよくそんな都合の言い車探せたなーと感心して、どこで売っているのか、いくらなのか、いろいろ聞いてきて会話が弾む。

その日自宅に帰るのが怖かった。今回も何も相談もせず、勝手に車を替えたものだからダイタイ想像がつく。自宅に帰るとすぐにあの車どうしたの、雨が降ったらどうするの、冬になったらどうするの、危ないから絶対孫を乗せないからと,ポンポン次から次から言われる。しかし、いまの自分の体の状況では最善のことをしたつもりだと主張する。女房がすぐ息子たちに電話をする。夕食が終わるごろ息子たちが自宅に来る。長男はこんな車に変えるぐらいなら俺にベンツをくれてもいいのにといい、次男は体が体だからしょうがない、というのも次男の嫁の叔母さんが同じ癌で亡くしていること、症状もよく分かっており嫁が毎日実家に行き、昼と夜の食事を作りに行き次男が帰りに迎えにいくのを半年ぐらい毎日行っていたので、まあ理解があるのか、自分が乗りたいのか分からないけど、すぐにキー貸してと早速乗ってみるが難しくてカーブが回れない。と戻ってくる。長男も乗るが運転できない。そんなことでやっと収まったが、女房が1週間口を利いてくれない。今回はソウトウ怒っているなーとこちらも口を利かない。そして病院の日が来る。トライクで病院にいく。いつものように駐車場に入れようとしたら、警備員が、下の駐輪場に止めてくださいというのでどこにあるか聞いて駐輪場に行く。ラッキー駐輪場から受付・診察室に行くのも近い、そんなに歩かなくていい。これが一番うれしかった。朝一番の診察なので看護師さんも、先生も駐車場から歩いて病院に入る。関係者専用出入口から駐輪場の人も入れる。いつもどおり診察前の採血をするとき、看護師さんの一人が今日病院に来るときにカッコイイ車が抜いていったけど、ひょっとして今日車で来た。と聞くので今日新しい車で来たよ、普通の車だとアクセル・ブレーキが踏めないから、ベンツと交換したというと、その看護師さんがやっぱり、服装と、帽子を被っているのがよく似ていたからと採血場が賑わい、先生がのぞきに来るくらいでした。診察のときに先生に車のことを話したら、良いことです。癌にかかった人は引きこもりがちになり、そううつ病になることが多いので患者さん全員の薬の中に精神安定剤が入っています。どんどん表に出てください、この病気は自分との戦いでもありますからといわれものすごくうれしかった。とにかく急に便秘になり、薬をもらい飲むと今度は下痢が止まらない。今現在全身の毛が抜けるのが4回目ですが、確かに待合室の患者さんを見ると、鬘を被っている人、帽子をかぶりマスクをしている人皆さんなるべく目を合わさないようにしています。入院しているときに最初6人部屋でしたがそのときの患者さんで生き残ったのが二人で待合室で会うと、オーイまた毛がが抜けたーと、帽子を取り頭を見せあいしてましたが、いまは二人(私含めて)でたまに会うと、どうだと聞くのでこうだというと、まだいいぞ、俺はこうだといい合っているのが見受けられない。皆私は病人だという顔をしている。確かに気がめいってしまう。だから私は会社で目一杯仕事をしてきたし、取引先にも癌ですとはっきりいって、動けないときは替わりを出しますからと隠さずに仕事をしています。調子が悪いときは社員が替わりに対応していますが、あまり私が出ないときは電話で調子どうですかと連絡してきてくれます。やはり私が行かないと次の商談が進まなく、あまり入退院をしていると社員にも負担がかかるようで心配していましたが、やはり結果が出ました。次のミーティングで社員がやはり社長がいないと仕事がはかどらないし、いないときに売り上げが下がるといけないからと、いままで頑張ってきましたがもうこれ以上出来ません。という結果でした。分かった、会社を閉めよう、労務士さんに連絡を取り社員の失業手当等の手配をする。いつ閉めるかという問題であなたたちの都合で決めなさい。今月一杯で閉めるということで5月末で閉めることになり、下請けさんに直で取引をして売り上げの8%をキックバックするよう連絡を取り、お客さんにもその旨連絡をして了解をとり会社を一時休眠という形で静養することにしましたが、いままでが九州から北海道まで日本中駆け回っていましたのでやることが無く、また収入がなくなるということで、ベットの上でも仕事が出来ることがないか考えていましたが、いろんなメールがパソコンにどんどん来る、取引に関係ないものはほとんど開けたことが無いが暇なので一つ一つ開けてみると、寝ていても仕事が出来る。アフリエイトをやろうと色々資料取り寄せ、会員になり自分なりに勉強をして、今アフリエイトを取り組んでいます。現在は足首が固まったようになりリハビリに病院に通って何とか歩けるように頑張っています。また書きます。